大雪像プロジェクションマッピング
「雪幻燈 4」

大雪像へのプロジェクションマッピング2回目です。
2015年の大雪像は「青森銀行記念館」。弘前出身の名棟梁「堀江佐吉」の手による洋館の一つです。どうぞごらんください。

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映像製作

このときの大雪像は前回の第八師団長官舎の大雪像よりも大きいものでした。横幅は同じ10メートルなのですが、高さが1.4倍ぐらいあり、さらにスケールアップとなっております。

前回は初めての大型スクリーンということで、ある意味ほとんどが実験的で、いろんなことを試し、クオリティーは二の次でした。

そこで今回はそろそろ映像のクオリティーを上げていこうと思い(もちろんストーリーにも力を入れていますが)動画に登場するすべてのものを細かいところまで作り込んでいます。

今回の大雪像は堀江佐吉の洋館の一つ「青森銀行記念館」ということで、まず一番に堀江建築をすべて登場させようと考えました。

現存する堀江佐吉の作品は「青森銀行記念館」「旧弘前市立図書館」「偕行社」「斜陽館」の4つ。

まずこの4つの建物について取材をしました。が!まともに取材できたのは「青銀」と「図書館」だけ。偕行社は修理中で外観すらみられず、斜陽館は立地もあって、正面しか写真に撮れず(なので正面から見える部分しか作ってません^^;)。
幸い偕行社はミニチュアがあった(追手門広場ミニチュア建造物群)ので、ネット上から拝借した写真とともに参考にして3Dモデルを完成させました。

桜の花の部分は、今までやりたくても難しそうで手が出せなかったところでした。つぼみから花が咲き、ひとひらずつ散っていくという一連の流れ。
意を決し(っていうほどでもないですが)やってみたところうまく動いてくれてホッとしました。ただ、本番ではあまりウケませんでしたね。

今回の騙しギミックは、建物がぐるっと回転したとき、背面に「製作 陸上自衛隊」という浮き彫りがある部分ですね。わかりにくいでしょう?(笑)
動画を見終わった後に、本当に文字が彫られているか後ろまで見に行ってほしかったんですが、そういう人はいなかったようで、このギミックは失敗に終わったようです。残念。

子供達の映像の部分について。ぱやらぼでは常々、見ている人たちにもどうにかして何かアクションしてほしいなと考えてました。
市民(もちろん観光の方も大歓迎です)と関わってこそのぱやぱやです。

360°マッピングの金魚を子供たちに追いかけてもらおうと思ったのはそれを背景にした実験の一つでした。
本当はもっとインタラクティブに遊べるようなイベントにしたいなと考えていたのですが、上映時間の都合もありますし、そもそもリアルタイムで何かを動かすにはまだまだ技術が足らず足かせになっていました。

2015年になってもそこまでの技術はまだ獲得できていないのですが、じゃぁ視点を変えて、ただ見てるだけじゃなくて映像に登場してもらってみんなに見てもらいましょう。というアイデアが出ました。映像に参加してもらうのです。

わたしたちぱやらぼは、有志の団体で、言うなれば地域おこしをモットーに活動しています。そして、地域を思う団体はもっといるはずだと思いました。そして、そういう方々のハツラツとした元気な姿をみてもらい、相乗効果も含めた新しい表現ができたら素晴らしいですよね。

実際に募集を行なったところ、みんなめぐせがって応募が来ませんでしたー(笑)唯一、あんよせらぴーさんが参加を表明してくれました。江利子さんありがとう!
しかし、一件だけだと非常にまずい。企画倒れにさせるもんかと、今度は元気な子供達に目をつけました。
弘前市のスローガンの一つに「子供達の笑顔あふれる弘前」というのがあります。いいじゃないか!
で、早速市内の保育園に声をかけましたところ、たくさんの参加表明をいただくことができました。残念ながらすべての保育園幼稚園を登場させるのは難しかったので、手の届くところから声をかけさせていただきました。
声をかけられなかった保育園さん幼稚園さんゴメンなさい。

子供達の動画は、基本撮影して送っていただくという方法でお願いしてましたが、機器がない、撮影できない、というところには実際に出かけて撮影しにいきました。
やっぱり子供達の元気な姿を見るのはいいですね〜!

ありがとうMarieさん!

前回までは全編100%著作権フリーの楽曲をお借りしていたんですが、今回はなんと!Marieさんという素晴らしいアーーーティストにご協力いただけることになり、さらにコラボとしてミニコンサートまでも開催(しかも2ステージ!)していただけることになりました。

寒い中のコンサートはさぞ大変だったでしょうが、見に来ていた方たちは大喜びでしたね。
Marieさんのことをもう少し詳しく知りたい方はこちら

設備

まずはプロジェクター。今回のプロジェクターはすごいです。
20000ルーメンという恐ろしい明るさを出力できる大型プロジェクターです。これは市で購入したものです。よく買ったなと思いましたが、せっかく買ったんですから皆さんいろいろイベントを申請して使わせてもらいましょう。
ただ倉庫に入れておくのはもったいないです。

大型というだけあってかなりのデカブツです。40キロあります。イントレはこれが入る大きさと重量に耐えうる強度を計算して作ります。

今回はMarieさんのミニコンサートも行うので、PA(音響とかの)ブースも大雪像の横に設置しました。
PAブースと操作ブースは40メートル離れています。音源は操作ブースのパソコンなので、パソコンからPAブースまでの距離40メートルをケーブルで繋ぐ必要があり、50メートルの長さのケーブルを製作しました。
これが面白いことに、できたケーブルを実際に接続してみると、なぜかラジオの音をひろっちゃうんですねぇ(笑)AppleWave(弘前のFMラジオ局)の放送がスピーカーから流れていました。
幸い、なんとかをゲインしたら聞こえなくなったとのことで、なんのことやらわかりませんが良かった良かった。

イントレ

今回のイントレは非常に簡単な構造にしました。プロジェクターを設置する箱を単管で組んだ足場の上に乗せるだけです。前回は居住性も確保していたので、それがなくなった分シンプルに手早く作れました。

PCなどの操作ブースPAブース共に、FORET(フォーレ。弘前で行われていた朝市)で使っていたテントを借り、前年より快適な環境で運営できました。

本番

本番はいろんな方が手伝いに来てくれました。
楽曲を提供してくれたMarieさん。男のスタッフどもはMarieさんにべったりで、このやろう準備とかしろやと、心の中で思ってましたが本当はぼくもMarieさんと遊びたかったです。
宇宙人のジョン君も宇宙から手伝いに来てくれました。彼は非常に人気者で、記念写真を撮る人たちが後を絶たず。マッピングを見ないで記念写真を撮ってましたよ(笑)楽しめればいいのです。

また差し入れや振る舞いも沢山いただきました。
一郎そば、うどん、イガメンチ、あったかい豚汁、ホッカイロ山ほど、などなど。いろんな形での協力に支えられてぼくたちはがんばれています。感謝!!

肝心のイベントはというと、まず、気温が高い&雨で大雪像が融けちゃったのがショッキングだったということ。
もうやめてくれー。吹雪いてくれ〜と毎日祈ってました。大雪像がどんどん変形していき、マッピングの修正も迫られます。

まつり最終日とその前日は祈りが通じてか、そこそこ雪も降り気温も下がって雪まつりらしい気候になってくれました。

映像について。初日、急いで映像の終わりに「とっつぱれ」を追加したら、映像がおかしくなってしまって、そのまま上映してしまい大失敗。同時に、音も妙に割れてしまって音量上げられず、「音小さかったね」と言われるしまつ。詰めが甘いんだよなー。
反省。本番直前に修正や変更をしてはいけません。
その後は、着々と上映をこなし、問題なく無事やり遂げました。

今回の集合写真は大人気のジョン君も交えてパチリ。
みんなかっこいいね。

(かおるちゃん)

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使用機材&ソフト

MacBookPro
プロジェクター20000lm 1台
PA機器
blender
FinalCutProX
Resolume
TeamViewer

協賛

あんよ・せらぴー共育研究会

オダギリ企画

開米 雅裕

合同会社 スリーピース

さわだいさお@ろうそくまつり実行委員会

写真館ハセガワ

新宿 青森居酒屋りんごの花

Bar Grandpa

BAMBOO

前田酒類食品販売株式会社

有限会社 小笠原紙業

Yumiko Nara

(順不同・敬称略)

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