大雪像プロジェクションマッピング
「雪幻燈 3」

過去2年の苦労が報われ、やっときました!大雪像へのプロジェクションマッピング!

2014年の大雪像は「第八師団長官舎」。2015年4月にスターバックスが営業を開始したというあの建物です。どうぞごらんください。

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映像製作

大雪像は自衛隊が製作してくれるので、映像に専念。
映像はこれまでのコンセプト通り、弘前のものが登場するストーリーとしました。大型のスクリーンデビューということで、やはり何かのメディアで紹介されたときにどこのイベントか一目でわかった方がいいですよね。

建物が大きいので前回の360°投影はやめて、従来の正面から見る方式にしました。プロジェクター2台で同じ面に重ねて投影するとより綺麗に映るし、視点を設定しやすいので立体的に見せやすいのです。
でも、そのうち大雪像にも360°投影もやってみたいですね。

ストーリーを決めるときにまず考えたのは、見た人を騙そうってことでした。いい裏切りというか。そういうトリックを入れてやろうと思いました。
映像を見た方ならお分かりでしょうが、冒頭の人影のとこですね。あそこは騙されたのではないでしょうか。
現場のお客さんの反応を見ても、色が変わったときに「あー!」って言う声がたくさん聞こえてきました。一人ガッツポースですよ。タワーの陰でガッツポーズ!

あの部分、実は騙すだけじゃなくてストーリーを設定していました。

スクリーンに映る影は観客の皆さんの影(偽の影)なんですが、遠い宇宙の果てにいる人の影でもあるんですね。
そして、各々光になって星を飛び出し、宇宙を飛び、地球まではるばる到着、弘前公園に訪れてプロジェクションマッピングを楽しむ=(イコール)観客の皆さんがプロジェクションマッピングを楽しむという物語なんです。
それを踏まえて見ていただくとそんな感じが伝わると思います。

ただ、鷹が飛ぶ場面の弘前の街並みを見るとがっかりするかもしれないのでその部分は見ないようにした方がいいと思います(笑)
(言い訳すると、冒頭から到着するまでの部分は極大の宇宙から一つの星の一つの建物までズームする必要がありますが、いろいろ制約があってうまくアニメーションできず、あれこれ試して結局一番最後に完成したので街並みを作り込む時間が足りなくなっちゃったんですね。)

騙し以外の演出だと、四季の移り変わりを表現したいというのがありました。
それはシンプルに桜の木の変化で表現してみることにしました。映像的にはシンプルですが、花びらや葉があまりに多すぎ、そしてそれら一つ一つが風に舞う物理計算までされるのでなかなかうまく動いてくれず実際にはかなり手こずった場面でありました。

しかし、この部分は頑張りが報われた部分でもあります。この映像を見てくれた方が数人、涙を流していました。そして感謝されたのです。

投影準備

投影するためには色々と必要なものがあります。
パソコン、電源、プロジェクター、音響、各種ケーブル、それとプロジェクターの設置台ならびに操作ブース。

プロジェクターは3メートルの高さに設置するので、操作ブースは設置台(通称イントレ)の下にできた空間を利用することにし、一つのタワー(高さ4メートル!)として設営することにしました。
材料は単管とコンパネ、それと水漏れ対策&外観用ビニール。

プロジェクター設置台(イントレ)一番の肉体労働であるイントレ設営は、たくさんの方々の協力をもって成し遂げられました。高さが4メートルにもなるイントレなので、とてもじゃないけどぱやらぼメンバーだけじゃ無理です。3〜4人ぐらいに手伝ってもらったはずです確か(2015年とごっちゃになってどうだったか思い出せない^^;)。

その他に、映像の中で火柱があがる演出がありますが、あそこでは実は炎をリアルに見せようと、煙を上げてその煙に映像を映したら立体的に見えるんじゃないかと思い、いろいろ試してみました。
しかしまぁ簡単にいかないものです。いや、お金があれば簡単ですが(笑)

まず試したのが、花火の煙玉で煙を出し、それを一箇所にためてブロワー(空気を送り出す装置)で一気に送り出す方法です。これは煙を貯めるのが難しく、さらに貯めた煙を吹き出すと薄くなってしまい実用に耐えるものではありませんでした。

次はドライアイス。これもまぁ似たような原因で失敗。

と、このような失敗が続いた時、ラジコンから煙幕を出す装置を改造し使えるようにした強者が現れました。煙の濃さ良し、吹上高さも申し分なし。頭が坊主の救いの神登場でみんな万歳。本番でもこの方法を採用しました。

実際には残念ながら煙に映像は映らなかったんですが、演出としては大いに役立ってくれました。

投影リハーサル

スケジュールが結構ハードで、大雪像が完成するのが本番の二日前。
リハーサルは2日しかありませんでした。その2日間で映像の調整と投影のテストをしなければなりません。もちろんやり遂げますが、より完成度が高く、確実に準備するために、東京駅のプロジェクションマッピングにたずさわった助っ人に協力していただきました。弘前出身の方です。(写真は私です)

リハーサル並びに当日の投影の指導などをしていただいたんですが、このとき初めてマッピングソフトというものがあるというのを知り、協力をお願いしてなかったらどえらいことになっていたなと、今でもたまに思い出してゾっとすることがあります。

マッピングソフトというのは、投影する映像を建物に合わせて変形させることができ、多少建物と動画がずれていても修正できる優れもの。前2回はそれを手動で行っていた(主に雪像の方を削って調整する力技)ので、でかい建物にやるときはどうするんだろうとずっと思っていたんですね。便利なソフトです。
というよりなきゃ出来ません(笑)

丸二晩かけて2台のプロジェクターの画像をぴったり合わせ、その映像を建物に合わせていきました。
しかしまぁ、マーフィーの法則(古い!)というか、ふぶくんですね。なぜか外で作業するときに限って吹雪。
調整は助っ人に任せていたんですが、震えて「指がうごかねー!」とか叫びながら作業してたのがかわいそうだったけど面白くもありました。
だけどやっぱりかわいそうだったので傘さしたり近くにストーブ置いたりみんなで取り囲んだりして励ましながらやり遂げました。まぁ最後あたりは車に乗ってやってたので、最初からそうすればよかったなーと思いました。

でも、最初からそれだと結束は生まれなかったね。

それで、映像がぴったり合ったかというと、合わないんですね(笑)
ソフトにも限界があって、ずれすぎてると修正できないのです。動画の格子の演出の部分見るとよくわかりますが、ぐにゃぐにゃに歪んでます。玄関部分の位置がかなりずれていて、それを無理に合わせた結果です。テストできないぶっつけ本番の怖さです。(今回はミニチュアを作ってる余裕がなかった)
本番では歪んだ部分が映されるたびに恥ずかしくて逃げ出したくなってました。

本番

入念な準備が功をそうして、ずれてる以外は大きな問題もなく淡々と上映。
スタッフ暇そうです(笑)

本番2日目の2月9日は、花火の打ち上げや、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を踊るイベント(Youtube)が開催されたこともあり、非常にたくさんのお客さんに見に来ていただきました。あまりに人が多すぎて後ろの人が見えないとか、左右に広がりすぎて、映像が歪んで見えたとか課題が見えてきた日でもありました。

また、視点の設定を失敗して、動画の最初の方、人影が光るところは足がぐにゃりと曲がってしまっていますね。最前列で見るとちゃんと見えるのですが、後ろに行くほど映像が歪んで見え、視点と投影の関係も次への課題として残されました。

いろいろ問題が浮き彫りになりながらも、泣いて喜んでもらったり、歓声が上がったりしたのを聞くと、響いた部分も少なからずあったのかなとこちらも感動させていただきました。

そんなこんなであっという間に最終日。その間、たくさんの方から声がけや差し入れをいただきました。本当に心の支えになりました。ありがとうございました。

※注意※一部の人たちがタワーに登りたがるので諌めるのに大変でした。指が動かなくなるぐらい寒い夜に一生懸命調整してるのでタワーには登らないようにしましょう(笑)ずれたら泣けます。

弘前のゆるキャラも勢ぞろい。みんなで集合写真。

(かおるちゃん)

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使用機材&ソフト

MacBookPro MacBook(白ポリカ 遠隔操作用)
プロジェクター10000lm 2台
スモーク噴出装置
PA機器
blender
iMovie
Resolume
TeamViewer

協賛

古川家

BAMBOO

焼肉ホルモン ガっつ 弘前城東店

Bar Grandpa

写真館ハセガワ

前田酒類食品販売株式会社

さわだいさお

尾崎 敏雄

(順不同・敬称略)

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