360°プロジェクションマッピング
「雪幻燈 2」

前年の課題、一点からしか効果的に見られない問題を克服し、360°どこからでも同じように見えるように工夫したプロジェクションマッピングです。動画でも、お客さんが取り囲んでいるのがわかります。どうぞご覧ください。

映像制作

今回のプロジェクションマッピングは360°どこからでも見える映像にするということで、演出にもだいぶ工夫を凝らしました。

いろんなところから見られるということは、奥行きをつけて立体的に見せることが難しい。立体的に見せるには、どこから見るかっていう設定が必要で、あちこち視点がバラバラだとそれができないのです。

そこで、地面までめいっぱい使ってできるだけ大面積に映しちゃおうよってことにしました。そうすることでダイナミックに見えるし、どこからどうやって映してるのかっていう謎解きも楽しむことができます(笑)

実際、どうやって中から映してるの?っていう質問を数人からいただきました(^^)

3D効果があまり使えないので、ぐるぐる回るところや花火のところなど、できるだけカラフルで華やかな演出で目を引くように工夫しました。

また、金魚を泳がすなど、子供達が追いかけたくなるギミックを入れて、誘うように仕向けました。これにも見事に子供達がはまってくれて、まんまと金魚を追いかけていましたね。うれしかったです。

雪像製作

周囲どこからでも見られる雪像にしなければならないので、今回はシンプルに「雪燈籠」にしました。

地面までスクリーンにするため、高さも抑えなければならないので、丁度いい題材でした。
プロジェクターの巣そして、今回はなんと公園緑地課の方々に協力していただいて、頑丈な土台を作っていただきました。

削り出しはこちらが設計図通りにやらなければならないので協力いただけませんでしたが、非常に助かりました。

演出上、雪燈籠のまわりの土台は崩すことになってしまったんですが、まつりが終わるまで雪像は少しも傾かず最後まで投影することができました。

あとは、地面の仕上げも必要でした。地面もスクリーンにするので、うまく映すために平らに、かつ水平にならさなければならなかったので、雪を盛ったり削ったり、もしかしてこれが一番大変だったかな。

投影

360°どこからでも見られるということは、影になる部分があってはいけないってことなんですね。

満遍なく光が当たらないといけない。普通に考えれば、1面に1台のプロジェクター、4面あるので4台のプロジェクターを使えば可能です。
ただ、パソコンが2台しかない。

マッピングソフトとか分配器を使えば1台で数台のプロジェクターを操作できるんですが、なにせこのときはマッピングソフトなんて存在すら知らなかったものですから、PC1台に接続できるのはプロジェクター1台だけ!って思ってたんです(ミラーリングの場合は別)。

なので、PC2台だと必然的にプロジェクターも2台。

まぁないものはしょうがない、2台でいきましょう。

雪燈籠を中心にして、プロジェクターを対角線上に向かい合うように設置して1台で2面担当させてクリアしました。
この画像は2台のプロジェクターで投影して、映像を合わせるミニチュア実験の様子です。

影の方向を見ると分かりますが、対角線方向から投影して2面に映しているのがわかります。

両側から投影してるのでどこかに重なりや切れ目が見えるはずですが、そこは映像をオーバーラップさせて目立たないように工夫しています。

本番では雪燈籠が小さく、低い位置にプロジェクターを設置して投影すると観客の影が映ってしまうので、だいぶ高いところ(4メートルぐらい)に設置しました。
その方が地面にも綺麗に映りますしね。

集合写真。この年から、雪像にマッピング映像を映しながらの撮影を始めています。

本番

PCとプロジェクターをつなぐために20メートルのVGAケーブルを使ったんですが、猛烈な寒さでガッチガチに固くなってしまいました。
それはまぁ片付けるとき大変なだけで本番には影響しないんですが、そのせいなのか寒さのせいなのか映像が映らないというハプニングが何度かありました。

片っ方のプロジェクターだけ映像が出なくて、半月状に投影されていて笑えました。笑ってる場合ではなかったのですが。

プロジェクターの巣あ、もしかしたらプロジェクターが寒さに耐えられなくなったのかもしれません。
再起動したら復旧したので。プロジェクターにもホッカイロが必要ですね(笑)

プロジェクターはむき出しではなく、一応自作ケースに入れていたので雪が積もるのは防げました。

(かおるちゃん)

使用機材&ソフト

MacBook(白ポリカ) MacBookAir
プロジェクター3000lm 2000lm
PA機器
blender
iMovie
MultiScreener

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